洗練されたデザインが魅力のMacBookシリーズですが、USB-Cポートのみという仕様に戸惑うユーザーも少なくありません。
外付けHDD、SDカード、HDMIモニター…つなぎたい周辺機器はたくさんあるのに、ポートが足りない!
そこで活躍するのが「USB-Cハブ」。
たった1つ挿すだけで、ポートの拡張、給電、映像出力など一気に解決できる優秀アイテムです。
本記事では、MacBookユーザーにぴったりのUSB-Cハブをタイプ別に厳選してご紹介。
在宅ワーク・カフェ作業・プレゼン用途など、あなたのスタイルに合った1台がきっと見つかります!
MacBookユーザーがUSB-Cハブを使うべき理由とは?
MacBookを愛用している方なら、一度は感じたことがあるかもしれません──「ポートが少なくて不便…」という悩み。
特に近年のMacBook AirやMacBook Proは、USB-Cポートのみのシンプルな設計が特徴。デザインはスマートですが、その分、USB-Aの周辺機器やSDカード、HDMIモニターなどの接続が直接できないという問題があります。
例えば、
- 外付けHDDやマウスが使えない
- SDカードの読み込みができない
- プロジェクター出力に変換が必要
といった場面に直面し、「思っていたより不便だった…」という声も。
そんなときに活躍するのがUSB-Cハブ。1つのUSB-Cポートを、
- USB-A×2〜3
- HDMI出力
- SDカードスロット
- 有線LAN
- USB-C(PD充電)対応
など、多機能に変換できるアイテムです。
わたし自身も、USB-Cハブを導入してからは「作業の幅が一気に広がった」と実感。
特にHDMI出力や、USBメモリでの資料共有がスムーズになり、外出先でも“困らない安心感”を得られるようになりました。
「MacBookは好きだけど、拡張性だけがネック」という方には、USB-Cハブの導入はまさに必須アイテムです。
購入前にチェック!USB-Cハブ選びの基準
USB-Cハブは種類が豊富で、価格も性能もさまざま。
だからこそ、購入時には「自分の使い方に合ったハブかどうか」をしっかり見極める必要があります。
ここでは、失敗しないために確認しておきたい5つのポイントを解説します。
搭載ポートの種類と数(HDMI、SDカード、USB-Aなど)
まず注目したいのが、どのポートが、いくつ搭載されているか。
ポートの種類 | 機能や特徴 |
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HDMIポート | 外部ディスプレイやプロジェクターに接続するなら必須 |
USB-Aポート | 従来型のUSB機器(マウス、USBメモリなど)に対応 |
SD/microSDスロット | カメラやスマホのデータ移行に便利 |
有線LAN | 安定したネット環境を確保したいときに |
すべてのポートが必要なわけではないので、自分の使用シーンに必要なものだけを備えたモデルを選びましょう。
Power Delivery(PD)対応かどうか(給電できるか)
USB-Cハブを通してMacBookに給電したい場合は、PD対応(Power Delivery)かどうかを必ず確認。
Power DeliveryはUSB規格の一つで、通常のUSB給電よりも大きな電力に対応しており、最大240Wまでの電力供給を効率よく行うことができます。
PDポートがあれば、
- 作業しながら充電ができる
- ハブ使用中もMacBookが電池切れにならない
といった利便性が生まれます。
特にMacBook Proなど高出力モデルを使っている方は、60W〜100W対応のPDポート付きハブがおすすめです。
4K対応など映像出力性能
外部モニターやテレビに映像を出力するなら、HDMIポートの性能も重要。
比較すると
- 4K@60Hz:高解像度かつ滑らかな表示が可能
- 4K@30Hz:映像は出るがややカクつくことも
プレゼンや動画編集、デュアルモニター運用が多い方は4K 60Hz対応モデルを選ぶとストレスなく使えます。
持ち運び用なら「軽さ・サイズ」も重要
USB-Cハブを外出先やカフェでも使いたい場合は、コンパクトさがカギ。
- 50g以下の超軽量モデル
- スリムでガジェットポーチやPCケースに収まりやすい設計
- ケーブル収納型など、持ち運びに配慮された仕様
など、自宅据え置き用とは異なる視点で選ぶことも大切です。
ケーブル一体型 or 直挿し型の違い
接続スタイルも使いやすさに大きく影響します。
- ケーブル一体型:MacBookと少し距離を置いて接続。柔軟性があり、他のポートをふさぎにくい。
- 直挿し型:本体にそのまま挿すタイプで、持ち運びに便利。見た目もスマートだが、隣接ポートと干渉する可能性あり。
持ち歩く機会が多いなら直挿し、据え置きや拡張性重視ならケーブルタイプが向いています。
【厳選10選】MacBookにおすすめのUSB-Cハブ
Anker 555 USB-C ハブ(8-in-1)
特徴 |
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こんな人におすすめ |
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UGREEN Revodok 1071 USB-C ハブ(7-in-1)
特徴 |
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こんな人におすすめ |
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RayCue 7-in-1 USB-C ハブ
特徴 |
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こんな人におすすめ |
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HyperDrive 7-in-2 Duo USB-C ハブ
特徴 |
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こんな人におすすめ |
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AGPTEK 6-in-1 USB-C ハブ
特徴 |
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こんな人におすすめ |
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Plugable 5-in-1 USB-C ハブ
特徴 |
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こんな人におすすめ |
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Newmight 6-in-1 USB-C ハブ
特徴 |
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こんな人におすすめ |
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Aceele 4ポート USB-C ハブ
特徴 |
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こんな人におすすめ |
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Feeltek 8-in-1 USB-C ハブ
特徴 |
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こんな人におすすめ |
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UGREEN 6-in-2 USB-C ハブ
特徴 |
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こんな人におすすめ |
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タイプ別に解説|あなたに合うのはどのタイプ?
USB-Cハブは、単なるポートを増やす道具ではありません。使用シーンやライフスタイルによって、最適なタイプは大きく異なります。
ここでは、よくある3タイプの使い方に分けて、どんなモデルを選べばいいのかを解説します。
USB-Cハブ選びで迷った方は参考にしてください。
自宅作業中心の据え置き派|多機能&高出力タイプがベスト
自宅のデスクで腰を据えて作業する人には、ポート数が豊富で電源供給能力も高いUSB-Cハブがぴったり。
- HDMIやEthernet、有線LANなどのフル機能を1台で完結
- 外部モニターやHDD、プリンターなど周辺機器を多用する人に最適
- 100W対応のPDポートでMacBookを安定充電可能
特に外付けモニターやプリンターなど多目的に使いたいという方は、値段だけで選ぶと機能が足りない・・・と後悔することも。
できるだけ性能重視で選ぶのがおすすめです。
カフェや出先でも作業する人|軽量&小型タイプでストレスフリー
持ち運びの機会が多い方は、コンパクトで邪魔にならないサイズ感が重要。
- 軽くて薄いモデルならポーチに入れてもかさばらない
- 必要最低限のポート(USB-A、HDMI、PD給電など)で十分
- ケーブル一体型なら取り出してすぐ使える
自分に必要な機能をしっかりと見極め、無駄のないものを選ぶのがおすすめです。
クリエイター向け|HDMI・SD・PD充実型で映像・画像編集も快適
写真・動画編集やグラフィックデザインなど、高精細な出力と高速データ転送が求められる作業には、高性能ハブが必須。
- 4K@60Hz対応のHDMIポートで正確な色確認
- SD・microSDスロットでRAWデータの取り込みがスムーズ
- USB3.0対応で外付けストレージの転送も高速
プロフェッショナルの仕事に対応できるものを選びましょう。
実際に使ってわかったUSB-Cハブのメリット&注意点
PD給電ありは、外部モニター+充電も可能で超便利
MacBookにとって“給電しながら作業できる”というのは非常に重要なポイントです。
- PD(Power Delivery)対応ハブなら、1本のUSB-Cで充電とデータ転送を同時にこなせる
- 外部モニターをHDMIで出力しても、別で充電ポートを確保する必要がない
- ケーブルが1本で済むので、配線周りがとにかくスッキリ!

PD対応モデルに切り替えてからはMacBookの電池残量を気にせず安心して作業できるようになりました
熱を持ちやすい製品があるので選定には注意
コンパクト設計のUSB-Cハブは放熱性能が低くなりがちです。
- 長時間使用や、同時に複数ポートを使うと、本体がかなり熱くなることも
- 安価な製品では発熱対策が不十分なこともある
- 「アルミ筐体+通気設計」など放熱対策がされている製品を選ぶと安心
MacBookてさあ、
USB Type-Cしか
接続できないけどさあ、
変換ハブ必須なのにさあ、
どうしてこんなに
触らないほど熱くなるの?
ホッカイロとかの用途?
触れないよ?— 行平あい佳🧸🍓 (@yukihira_aika) May 24, 2021
実際にレビュー・口コミでも、「熱くて心配になる」といった声は少なくありません。
使用前後の温度差にも注意して、熱がこもらない配置にするのがおすすめです。
ポートの位置が使いにくかった失敗談
これは地味ですが意外とストレスに。
- ケーブルが左側に集中していて、マウス操作時に邪魔になる
- HDMI端子の抜き差しが固く、MacBookに負荷がかかる位置にある
- SDカードスロットが底面に近く、毎回持ち上げて差し込む羽目に…

ポートの“数”だけでなく、“配置”や“抜き差しのしやすさ”も大切なチェックポイントです!
Q&A|MacBook用USB-Cハブのよくある質問
Q. USB-Cハブを複数使ってもいいの?
A. 基本的には使用可能ですが、安定性や電力供給に注意が必要です。
MacBookのUSB-Cポートに複数のハブを接続することは可能ですが、以下のような点に注意しましょう。
- ポートの電力供給能力には限界があるため、高出力デバイスの同時使用は不安定になることも。
- ハブ同士の干渉(相性問題)が出ることもあるので、基本は「1つの高性能ハブでまとめる」ほうがトラブルを防げます。
- どうしても複数使いたい場合は、Thunderbolt 3対応ポートを活用するのがベター。
Q. 安価なハブは使っても大丈夫?
A. 使えることは多いですが、「安いだけ」で選ぶのは危険です。
1,000円台などで販売されているハブの中には、動作が不安定だったり、放熱性が低く発熱しやすいものもあります。
- 長時間使用で熱暴走
- ポートがゆるく、すぐ抜ける
- OSアップデート後に動作しなくなる
といったトラブルも報告されています。
「PSE認証」や「PD対応」などの表記があるかを確認し、レビューも要チェック。信頼できるメーカー製を選ぶのが安心です。
Q. MacBook AirとProで相性の違いはある?
A. 基本的な互換性はありますが、「ポート数」や「給電条件」が異なります。
- MacBook AirはThunderbolt/USB4が1〜2ポートと少ないため、PD対応ハブが特に重要
- MacBook Proはポート数が多めなので、ハブが必須ではないが、ケーブル整理や拡張に便利
また、M1/M2/M3チップ搭載機では、外部ディスプレイの出力制限があるモデルもあります(例:M1 MacBook Airは外部1台まで)。
映像出力対応のハブを使うなら、自分のMacBookの仕様を事前確認しておくことが大切です。
Q. ThunderboltとUSB-Cの違いって?
A. 見た目は同じでも、性能やできることが違います。
種類 |
最大速度 |
給電性能 |
映像出力 |
対応機器例 |
---|---|---|---|---|
USB-C |
最大10Gbps |
最大100W |
4K対応モデルも |
USBメモリ、マウスなど |
Thunderbolt 3/4 |
最大40Gbps |
最大100W |
4K/5K/デュアル出力 |
外部GPU、4Kディスプレイなど |
Thunderboltは「USB-Cの上位互換」と考えるとわかりやすいです。
Thunderbolt対応のUSB-Cハブを選べば、MacBookの拡張性を最大限に引き出せます。
まとめ
MacBookをもっと快適に使いたいなら、USB-Cハブの導入はもはや必須です。
特にポートの少ないMacBook AirやProでは、「USB-Aが使えない」「SDカードが読めない」「外部モニターが繋がらない」といった小さな不便が積み重なりがち。ですが、ハブ1つでこれらの悩みは一気に解決します。
ポイントは、自分の使い方に合ったタイプを選ぶこと。
- 据え置き派ならポート豊富なモデル
- 出先でも使いたいなら軽量コンパクトなもの
- 映像出力やPD対応など、スペックの確認も忘れずに
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