「テレワーク用にデスクを新調したいけど、L字デスクって実際どうなの?」
──そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
在宅ワークや副業が当たり前になりつつある今、「仕事のしやすい環境づくり」は誰もが意識すべきポイントです。
なかでもL字デスクは、作業効率を高める“ワンランク上のレイアウト術”として注目されているアイテム。しかし、いざ導入となると、
- レイアウトが難しそう…
- 部屋が狭いけど置ける?
- 本当に快適になるの?
など、不安もつきものです。
この記事では、実際にL字デスクを導入してテレワーク環境が劇的に快適になった筆者の体験を交えつつ、以下のポイントを徹底解説します。
- L字デスクのメリット・デメリット
- おすすめのレイアウト実例
- 部屋の広さ別の選び方
- モニターや収納との相性
- 後悔しない導入前のチェックポイント
読み終えたころには、自分にぴったりのL字デスク環境がイメージできているはずです。
これから快適な在宅ワークを整えたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
L字デスクはなぜテレワークにおすすめなのか?
L字型だから“ゾーン分け”がしやすい
L字デスクの最大のメリットは、作業スペースを明確に分けられること。
たとえば、左側は「PC作業ゾーン」、右側は「書類・手書き作業ゾーン」といったように、用途ごとに空間を使い分けることで、自然と作業の切り替えがスムーズになります。
わたしの場合、L字の片方にはモニター+キーボードを設置し、もう片方はメモ帳や資料スペースに。物理的な“切り替え”があることで、気持ちのオンオフも上手に切り替えられるようになりました。
モニター2枚使いにも最適
デュアルモニター環境と相性抜群なのもL字デスクの魅力。
直線型デスクだと、2枚のモニターを並べるとスペースが窮屈になりがちですが、L字なら自然な角度で2画面を設置可能。視線移動もラクで、首や肩の負担も軽減されます。
仕事中に「左画面で資料確認・右画面で入力」といった使い分けをしている人にはまさに理想の形です。

省スペースなのに広く使える
意外と見落としがちなのが、「L字デスクはスペースを取るようで、実は効率的」という点。
角のデッドスペース(使いにくい隅の空間)を活かしてデスクを配置することで、限られた部屋でも作業領域を広く取ることができます。
部屋の角にピタッと収めれば、見た目もスッキリ。リビングワークの方やワンルーム住まいの方にもおすすめです。
実際の体験談|L字デスク導入で在宅環境はこう変わった
在宅ワークを始めた当初、私はごく普通の13インチノートPCと幅80cmほどの小さな机で仕事をしていました。
資料を広げようものなら、マウスが置けない。コーヒーを片手にするとメモ帳のスペースが消える。そんな“ぎゅうぎゅう詰め”な環境で毎日働いていたのです。
当然、集中力は続かず、なんとなく姿勢も悪くなり、体もどんより疲れ気味。
そんな状況を変えたのが、L字デスクの導入でした。
ノートPCと外付けモニターをそれぞれの面に配置し、片側を「作業ゾーン」、もう片側を「思考・整理ゾーン」として分けたことで、驚くほど集中力がアップ。
ちょっとしたブレイクタイムには、L字の角にコーヒーを置いて深呼吸できる余裕も生まれました。
正直、「コーヒーを置けるスペースがあるだけで、こんなに快適になるのか…!」と感動したのを今でも覚えています。
さらに意外なメリットだったのが、“個室感”の演出。
部屋の一角にL字型でデスクを構えるだけで、心理的に「ここは自分の作業エリア」という認識が強まり、家族との適度な距離感も確保できるようになりました。
在宅勤務が日常になる今だからこそ、「集中できる場所がある」というのは、想像以上に大きな価値です。
この体験を通じて実感したのは、L字デスクはただの家具ではなく、「自分だけの生産性を守る道具」だということ。
迷っている方には、自信をもっておすすめしたいです。
部屋の広さ・用途に合わせたL字デスクのレイアウト実例
1K・ワンルーム向け|「壁付け+奥行き活用型」
限られた空間では、L字デスクを「壁に沿わせて設置」することで、圧迫感を減らしつつ作業スペースをしっかり確保できます。
おすすめは「モニター+ノートPC」の2段使い。デスクの奥側には高さ調整できるモニターアームを設置し、手前にノートPCと周辺機器を配置。
さらにL字の横面を収納ゾーンとして活用すれば、文房具やルーター、書類などもまとめて管理でき、見た目もスッキリします。
2LDK以上|「ゾーニング+視線分散型」
念願のL字型デスク!
モバイルモニターも常設して在宅でもデュアルモニターで仕事が捗る!
……仕事以外の何かも捗る! pic.twitter.com/KYB5LyKnck— Mathew (@tocobodoge) March 15, 2025
部屋に余裕があるなら、L字の2辺を「完全に作業分離」するのもおすすめ。
たとえば左側は「オンライン会議ゾーン」、右側は「作業・思考ゾーン」と分け、視線を動かすだけで“仕事モードの切り替え”が可能に。
逆L字やコの字に近い配置にすると、包まれるような安心感が生まれ、集中力が高まるという声も。
デュアルモニターに加え、書類スペースやプリンター置き場も確保しやすくなります。
リビングや共用空間で使いたい場合
最近のデスク周り。
リビングダイニングの一角を作業スペースにしてます。
L字デスクにして、デジタル作業とアナログ作業それぞれのワークスペースを確保してます。 pic.twitter.com/kn7XF4bwyJ— おふみ@新刊発売 (@ofumi_3) February 15, 2023
家族とスペースを共有するなら、「片側のみのL字+収納付き」の省スペース型が便利。
奥行き40cm〜のスリムなL字デスクなら、リビングの一角や壁際にもすっきり収まり、見た目もスタイリッシュ。
このほか、側面をパーティション代わりにして“半個室風”にするアレンジもおすすめです。
失敗しないL字デスク選び|5つのチェックポイント
サイズ感と搬入経路を要チェック
L字デスクは一体型・組み立て式どちらも大きめなので、搬入時のサイズ確認は必須。特に、
- 玄関や廊下の幅
- エレベーターの大きさ
- 組み立てスペースの確保
など、購入前にしっかりチェックしておきましょう。
最近は「組み立て済み」タイプも増えているので、設置が難しい部屋には不向きな場合もあります。
左右の向きが選べるか(リバーシブル対応)
製品によっては、L字の短辺が「左右固定」になっている場合があります。
部屋の間取りやコンセントの位置によって、向きの自由度が必要になるため、できれば「左右どちらにも組めるリバーシブル設計」のものを選びましょう。
モニターアームの対応可否(VESA規格など)
モニターアームを使って快適な視線角を確保したい方は、「天板の強度」や「VESA対応」の有無も確認を。
安価なL字デスクでは天板が薄く、モニターアームの取り付けに向かないことも。
モニター設置が前提なら、あらかじめ耐荷重・天板の厚みをチェックしておくのがベストです。
配線穴・収納スペースの有無
快適なテレワーク環境を作るには、配線の“逃げ道”がとても重要。デスクに配線穴やケーブル収納スペースがあれば、ぐちゃぐちゃ配線によるストレスからも解放されます。
あわせて、引き出しや棚などの収納機能付きモデルを選ぶと、書類や周辺機器もすっきり収まって、作業効率がアップします。
インテリアとの相性・素材感も大切
L字デスクは大きくて視界に入りやすい家具だからこそ、部屋全体との調和も意識したいところ。
「木目×ブラック」ならインダストリアル風、「ホワイト×シルバー」ならミニマル・北欧風と、素材やカラーで印象が大きく変わります。
自分の好きなテイストや既存の家具に合わせて選ぶことで、テレワーク空間がより快適で居心地の良いものになります。
【価格帯別】おすすめL字デスク5選
L字デスクは、価格によってサイズ・素材・機能性が大きく変わります。
ここでは、予算に応じて「とりあえず始めたい人」から「本格派の在宅ワーカー」まで、厳選の5モデルをご紹介します。
〜1万円|まずはお試しL字デスク
【アイリスオーヤマ】L字パソコンデスク
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価格:9280円 |
「とりあえずL字を使ってみたい」という方にはこちら。軽量なので引越しや模様替えもしやすく、ワンルームにも◎
足元部分が広く取れるので、ストレスフリーに過ごせます。天板にメラミン樹脂加工がなされていて、傷や汚れに強いのもポイントです。
サイズ | 幅130×奥行き110×高さ70cm |
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耐荷重 | 天板a・b:1枚あたり約30kg/天板c:20kg |
機能 | レイアウト変更可能 |
カラー | ナチュラル・ホワイトorナチュラル・ブラックorブラック・ブラック |
価格 | 約9,000円〜 |
1〜2万円|デザインと収納も両立した定番モデル
【DEWEL】コーナーデスク L字型 収納ラックつき
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価格:17600円 |
実用性+収納を求める方におすすめ。足元のラック部分は高さ調整できるので、ファイルを収納したり、PC本体を置いたりできます。
ミニマルデザインで部屋の雰囲気にもなじみます。幅が130cm×90cm幅と広すぎないので、省スペースで置きたい方にもピッタリ。
サイズ | 幅130×幅90×奥行60×奥行30×高さ75cm(アジャスター含む) |
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耐荷重 | 140kg |
機能 | 左右入れ替え可能 |
カラー | 原木色or茶色or黒色 |
価格 | ¥17,600(税込) |
2〜3万円|ゲーミングデスクにもなる機能派モデル
【DOMICON】L字デスク
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価格:25980円 |
ガジェットや周辺グッズを収納しやすい有効ボードつきのL字デスク。2USBポートありのコンセント付きで、ゲーミングデスクとしても活躍します。
3つの引き出しにサイドバッグ付きで、収納力を求める方にも。横並びレイアウトに変更もできます。
サイズ | 幅169×奥行50×高さ75cm |
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耐荷重 | 50kg |
機能 | 内蔵電源コンセント&モニター台付き |
カラー | 黒or白 |
価格 | ¥25,980(税込) |
3〜5万円|高品質で長く使える本命モデル
【LOWYA】エグゼクティブデスク 3SET
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価格:37990円 |
デザイン・実用性・耐久性すべてバランスが取れた一台。テレワーク専用のワークスペースを整えたい方に。
広々デスク、移動カート、収納チェストの3点セットでお得です。用途に合わせてレイアウトを変更しやすく、引越しや模様替えにも対応します。
サイズ |
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耐荷重 |
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機能 | がたつき防止アジャスターつき、キャスターロック機能あり |
カラー | ブラウン |
価格 | ¥37,990(税込) |
5万円以上|空間を“仕事部屋”に変えるプロ仕様
【FlexiSpot】電動昇降L字デスク E7L
FlexiSpot 電動昇降L字デスク E7L
国内生産 | Luxury(L字型天板)
本格的な在宅勤務環境を構築したい人、デスクワークの健康管理(座りっぱなし対策)を意識する方に。質感も高く、空間が一気に“オフィス化”します。
高さメモリ機能があり、複数の高さをセットしておくことができます。
またお子様がいる家庭でも安心な「ロック機能」、異物を感じた時にセンサーが働く「障害物検知機能」も備わっています。
サイズ |
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耐荷重 | 125kg |
機能 | USB・メモリ・ロック・障害物検知 |
カラー | 脚:ブラックorホワイト/天板:5色 |
価格 | 脚:¥53,900(税込)/天板:¥58,400(税込)〜 |
あわせてチェック!
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L字デスクと相性の良いおすすめアイテム
L字デスクは作業スペースが広く、多様なアイテムと組み合わせることで、さらに快適なワークスペースへと進化します。
ここでは、L字レイアウトのメリットを最大限に引き出すための「相性抜群アイテム」をご紹介します。
モニターアーム
L字デスクの広い天板を有効に活用するなら、モニターアームはマストアイテム。ディスプレイの高さ・角度を自由に調整でき、視線が自然と上がることで姿勢が改善されます。
また、モニター下のスペースを空けられるため、書類やキーボードの収納にも便利。デュアルモニター環境との相性も◎。VESAマウント対応のモニターを選べば取り付けもスムーズです。
フットレスト
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【楽天1位受賞】フットレスト 足置き台 デスク下 オフィス クッション スチール脚 足置き 角度無段階 価格:4480円 |
L字デスクを導入したことで長時間の座り作業が増えた方には、フットレスト(足置き)の導入がおすすめです。自然な足の角度を保てるようになり、むくみや腰の負担を軽減できます。
デスク下のスペースが広いL字型なら、足元にも余裕あり。リクライニングや姿勢チェンジとの相性もよく、快適性がグッと高まります。
ケーブルオーガナイザー
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価格:3980円 |
L字デスクは天板が広いため、モニター・充電器・マウス・キーボードなどで配線がごちゃつきやすいというデメリットも。そんな時はケーブルオーガナイザーや配線トレーを導入しましょう。
デスク裏にケーブルをまとめることで、見た目がスッキリ。掃除もラクになり、気持ちよく作業できる環境に。マジックテープ式やクランプ式など、簡単に設置できるモデルがおすすめです。
デスクライト(クランプ式)
![]() |
価格:10800円 |
L字デスクは左右で「作業ゾーン」「考えるゾーン」を分けやすくなりますが、明るさが均一でないと目が疲れやすいことも。そこで活躍するのがクランプ式デスクライトです。
モニターの裏や端に設置でき、スペースを取らずに手元をしっかり照らすことが可能。調光・色温度調整付きなら、時間帯や作業内容に合わせて柔軟に使えます。

Q&A|L字デスク導入でよくある疑問
L字デスクに興味はあるけど、「自分の部屋に置ける?」「使いこなせる?」と不安を感じる方も多いはず。
ここでは、L字デスク導入を検討している人からよく寄せられる疑問にお答えします!
Q. 狭い部屋でもL字って置けるの?
A. 奥行きやレイアウト次第で、6畳以下の部屋でも設置可能です。
最近では、奥行き45〜60cm程度のスリムなL字デスクや、コーナー部分がコンパクトな省スペース設計モデルも増えています。
部屋の角や窓際にピタッと沿わせれば、通常の横長デスクより空間を有効活用できるケースも。
また、壁沿いだけでなく“部屋の中央に置く”ことでパーティション的な役割を果たすこともでき、ワンルームにもおすすめです。
Q. 向きは右Lと左Lどっちがいい?
A. 利き手と作業スタイルに合わせるのがベストです。
一般的には、右利きの人は「右L型」(メイン天板が左、サブが右)を選ぶと自然な動作で作業しやすくなります。
メモを書いたりマウスを使ったりする動きがスムーズになるためです。
ただし、「左側に資料を並べたい」「壁沿いに配置したい」などレイアウトの関係で逆の方が便利な場合も。
組み立て時に左右を選べる“リバーシブル設計”のモデルを選ぶと安心です。
Q. デュアルモニターって置ける?
A. むしろL字は“デュアルモニター派”にこそ最適!
L字型は横幅・奥行きともに余裕があり、2枚のモニターを自然な角度で設置しやすい構造です。
片方にメインモニター、もう片方にサブディスプレイやノートPC、というふうに配置することで視線の移動もスムーズ。
モニターアームとの相性も良く、上下2段設置や縦置きにも柔軟に対応できます。
Q. 一人暮らしでも使える?
A. 作業スペースと“生活ゾーン”を分けたい一人暮らしこそL字がおすすめです。
L字デスクは、作業エリアを明確に区切れるため、リビング兼仕事部屋のような空間にピッタリ。
物理的な“デスクのL字”が、気持ちのオンオフを切り替えるスイッチにもなります。
さらに、L字の片方をカフェスペースや収納ゾーンにするなど、暮らし方に合わせて多機能に使えるのが魅力です。高さやサイズさえ工夫すれば、一人暮らしの6〜8畳でも十分活用できます。
まとめ|L字デスクで“快適なテレワーク空間”を手に入れよう
「狭くてごちゃごちゃする…」「気が散って集中できない…」そんな悩みを感じている在宅ワーカーにとって、L字デスクはまさに“救世主”。

私自身も、13インチノートとコンパクトデスクでストレスを抱えていた毎日から、L字デスク導入をきっかけに作業効率・集中力・居心地すべてが激変しました。
作業とくつろぎの“ゾーン分け”ができたり、モニターを2枚置いても余裕だったり──小さな変化が、大きな快適さにつながります。
この記事では、L字デスク導入で知っておくべきポイントやおすすめモデル、相性の良い周辺アイテムまで徹底解説しました。
「テレワークをもっと快適にしたい」「自分専用の集中空間が欲しい」という方は、ぜひこの機会にL字デスク導入を検討してみてくださいね!
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