「映れば何でもいい」と思っていたHDMIケーブル、実は“選び方”で映像や音のクオリティが大きく変わるって知っていましたか?
テレビ・ゲーム・ノートPC・プロジェクター…さまざまなデバイスに使われるHDMIケーブルは、いまや日常の必需品。
ところが、接続する機器や用途に合わないケーブルを選ぶと、画質が荒くなったり、音が出なかったり、そもそも映らない…なんてトラブルも少なくありません。
この記事では、
- HDMIケーブルの基本とバージョンの違い
- 使用シーン別の最適な選び方
- 人気のおすすめ商品ランキング
- 失敗しないための注意点&Q&A
など、これさえ読めば迷わない情報をまとめました。
「結局どれを買えばいいの?」にスパッと答える、完全ガイドをどうぞ!
- 【基本解説】HDMIケーブルって?どれを選べばいいの?
- 【使用シーン別】最適なHDMIケーブルの選び方は?
- 【商品ランキング】人気HDMIケーブルおすすめ10選
- Anker Ultra High Speed HDMI ケーブル HDMI 2.1 8K 4K 48Gbps
- UGREEN 8K 60Hz HDMI ケーブル HDMI2.1 Ultra High Speed 認証取得 超高速 4
- エレコム HDMI ケーブル 3m ウルトラハイスピード 4K 8K 48Gbps 超高速 テレビ
- Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル 1.8m
- HDMIケーブル 4Kプレミアム オーム電機
- XGIMI ベーシック ハイスピードHDMI 2.0 ケーブル – 1.8m (タイプAオス )
- Anker USB-C & HDMI ケーブル
- BELKIN Ultra HD High Speed ケーブル
- Anker HDMI ケーブル
- Anker Ultra High Speed HDMI ケーブル A8743011
- 【接続端子】HDMIのコネクタ形状の違いについて
- 【口コミ体験】100均のHDMIケーブルってどうなの?
- ここに注意!HDMIケーブル選びでよくある失敗
- Q&A|HDMIケーブルのよくある疑問
- まとめ|HDMIケーブル選びで“快適さ”が変わる!
【基本解説】HDMIケーブルって?どれを選べばいいの?
HDMIケーブルとは?何をつなぐためのもの?
HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブルとは、映像と音声を1本で同時にデジタル転送できるケーブルです。
テレビ・パソコン・ゲーム機・レコーダー・プロジェクターなど、あらゆる機器で使われており、今やAV機器や仕事環境の「必須インフラ」とも言える存在です。
たとえば、以下のような接続によく使われます:
- テレビとBlu-rayプレイヤーをつなぐ
- PS5やNintendo Switchをモニターに接続する
- ノートパソコンを外部ディスプレイに出力する
- プロジェクターと映像機器をつなぐ
HDMIの魅力は、音声も一緒に転送できる点と、高解像度・高音質をサポートする点にあります。しかも、アナログ接続に比べて劣化が少ないのが特徴です。
「映ればOK」はもう古い?ケーブルで変わる画質・音質
「安いケーブルでも映ればOKでしょ?」と思っている方、ちょっと待ってください。
確かに昔のフルHD(1080p)レベルであれば、安価なHDMIケーブルでも問題ないことが多かったのですが、今は4K・8K・高リフレッシュレート(120Hzなど)に対応する時代です。
たとえば、次のようなトラブルはよくあります:
- 4Kテレビで映像が乱れる/映らない
- ゲーム機で120Hzが出ない音がブツブツ切れる/同期しない
- ノートPCの画面がブラックアウトする
これらの原因の多くは「HDMIケーブルの規格(バージョン)が合っていない」「品質が低い」ことにあります。
つまり、使用する機器や目的に合ったケーブル選びが、快適な視聴・作業環境の第一歩になるわけです。
バージョンの違いについて
HDMIには「バージョン」があり、それによって対応する解像度・音質・リフレッシュレート・転送速度が異なります。主要なバージョンの違いは以下のとおりです。
ケーブル種類 |
対応HDMIバージョン |
最大解像度・リフレッシュレート |
最大伝送速度(帯域幅) |
主な特徴・対応機能 |
用途例 |
---|---|---|---|---|---|
スタンダードHDMIケーブル |
Ver.1.0〜1.2 |
1080i/720p(HD) |
約4.95Gbps |
SD・HD解像度対応。イーサネットや3Dには非対応 |
古いTV/DVDプレイヤー(現代用途では非推奨) |
ハイスピードHDMIケーブル |
Ver.1.3〜1.4 |
4K(30Hz)/1080p(60Hz) |
約10.2Gbps |
フルHD/3D/ARC/Deep Colorに対応 |
ブルーレイプレイヤー、ゲーム機(PS4など) |
プレミアムハイスピードHDMIケーブル |
Ver.2.0〜2.0b |
4K(60Hz)HDR対応 |
約18Gbps |
HDR/BT.2020色域/ARC/HDCP2.2対応 |
4Kテレビ、Apple TV 4K、Amazon Fire TV対応など |
ウルトラハイスピードHDMIケーブル |
Ver.2.1 |
8K(60Hz)/4K(120Hz)/10K対応 |
最大48Gbps |
eARC/VRR(可変リフレッシュ)/ALLM/DSCなどの最新技術 |
PS5/Xbox Series X/8K対応テレビ/ゲーミングモニター |
【使用シーン別】最適なHDMIケーブルの選び方は?
テレビ接続|地デジ・4K・サウンドバーをつなぎたい人に
家庭用テレビにブルーレイプレイヤーやサウンドバー、ゲーム機をつなぐなら、「プレミアムハイスピード」以上のHDMIケーブルが安心です。
特に4Kテレビを使っている場合、HDRや高音質ARC(オーディオリターンチャンネル)対応のケーブルでなければ、その性能を十分に引き出せません。
また、サウンドバーやホームシアターを利用する方は、音声の双方向伝送に対応した「eARC対応」モデルを選ぶと、テレビと音響機器の接続がスムーズになります。
ゲーム機(PS5・Switch・Xbox)|高フレームレート・低遅延がカギ
PS5やXbox Series Xなど、次世代ゲーム機を使うなら「ウルトラハイスピードHDMIケーブル」一択です。
最大4K/120Hzや8Kに対応し、VRR(可変リフレッシュレート)やALLM(自動低遅延モード)といった最新の映像技術に対応しています。
SwitchはHDMI 1.4でも映像出力は可能ですが、将来的な拡張性やモニターの買い替えを考えるなら、互換性のある2.0以上のケーブルを選んでおくと安心です。
ノートPCと外部モニター接続|作業効率アップに必須
リモートワークやデュアルディスプレイ環境を整えるために、ノートPCとモニターをつなぐ方も増えています。この用途には、ハイスピードまたはプレミアムハイスピードHDMIケーブルで十分です。
解像度がフルHD(1080p)ならVer.1.4対応で問題ありませんが、4Kモニターを使う場合は2.0以上に対応したケーブルを選ぶべき。
また、デスク周りの配線をスッキリさせたいなら、90度L字型コネクタ付きのHDMIケーブルも便利です。

プロジェクター/会議用途|長さ・安定性重視で選ぶべき
会議室や教室などでプロジェクター接続に使う場合、3m〜10m以上の長さが必要になるケースが多いです。ここで重要なのは、長距離でも信号劣化しにくい高品質なケーブルを選ぶこと。
通常の銅線ケーブルでは5mを超えると画質が低下することがあるため、光ファイバーHDMIケーブルやイコライザ付きのアクティブHDMIケーブルを検討すると安定性が向上します。
外出用・旅行用|コンパクト&丈夫さが命
出張や旅行先でノートPCやモバイル端末を外部ディスプレイに接続するためにHDMIケーブルを持ち歩くなら、コンパクトで耐久性の高いモデルがおすすめです。
たとえば、ナイロンメッシュで覆われた巻き取り式タイプや短め(0.5m〜1m)の高耐久タイプが人気。
また、ミニHDMI・マイクロHDMI対応アダプター付きのセットもあると、複数の機器に柔軟に対応できます。移動先でもサッと接続でき、トラブルを回避できます。

【商品ランキング】人気HDMIケーブルおすすめ10選
Anker Ultra High Speed HDMI ケーブル HDMI 2.1 8K 4K 48Gbps
AnkerのHDMI 2.1対応ケーブルで、8K@60Hzおよび4K@120Hzの高解像度映像に対応しています。
48Gbpsの高速伝送が可能で、eARC、VRR、ALLMなど最新のHDMI機能をサポート。PS5やXbox Series Xなどの次世代ゲーム機や8K対応テレビに最適です。
UGREEN 8K 60Hz HDMI ケーブル HDMI2.1 Ultra High Speed 認証取得 超高速 4
UGREENのHDMI 2.1認証取得ケーブルで、8K@60Hzおよび4K@120Hzに対応。48Gbpsの高速伝送とDynamic HDR、eARC、3D、イーサネット対応など多機能を備えています。
アルミ合金とナイロン編み素材で耐久性も高く、長期間の使用に適しています。 
エレコム HDMI ケーブル 3m ウルトラハイスピード 4K 8K 48Gbps 超高速 テレビ
エレコムのウルトラハイスピードHDMIケーブルで、8K@60Hzおよび4K@120Hzに対応。48Gbpsの高速伝送が可能で、eARCやHDRなど最新の映像・音声技術をサポートしています。
3mの長さで、テレビとAV機器の接続に便利です。 
Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル 1.8m
AmazonベーシックのハイスピードHDMIケーブルで、4K@60Hzに対応。18Gbpsの伝送速度を持ち、ARCや3D、イーサネットにも対応しています。
コストパフォーマンスに優れ、日常使いに最適な1.8mの長さです。  
HDMIケーブル 4Kプレミアム オーム電機
オーム電機のプレミアムHDMIケーブルで、4K@60Hzに対応。18Gbpsの高速伝送が可能で、HDRやARC、3Dなどの機能もサポートしています。
リーズナブルな価格で高品質な映像・音声を楽しめます。 
XGIMI ベーシック ハイスピードHDMI 2.0 ケーブル – 1.8m (タイプAオス )
XGIMIのHDMI 2.0対応ケーブルで、4K@60Hzに対応。18Gbpsの伝送速度を持ち、HDRやARC、3Dなどの機能もサポートしています。
1.8mの長さで、プロジェクターやテレビとの接続に適しています。
Anker USB-C & HDMI ケーブル
AnkerのUSB-C to HDMIケーブルで、4K@60Hzに対応。MacBookやiPad Pro、GalaxyなどのUSB-C機器からHDMI対応ディスプレイへの接続が可能です。
高耐久ナイロン素材を使用し、持ち運びにも便利です。

BELKIN Ultra HD High Speed ケーブル
BELKINのUltra HD High Speed HDMIケーブルで、8K@60Hzおよび4K@120Hzに対応。48Gbpsの高速伝送が可能で、eARCやHDR、VRRなど最新のHDMI機能をサポートしています。
高品質な映像・音声を求めるユーザーにおすすめです。 
Anker HDMI ケーブル
AnkerのハイスピードHDMIケーブルで、4K@60Hzに対応。18Gbpsの伝送速度を持ち、HDRやARC、3Dなどの機能もサポートしています。
高耐久ナイロン素材を使用し、長期間の使用にも耐えられます。
Anker Ultra High Speed HDMI ケーブル A8743011
AnkerのHDMI 2.1対応ケーブルで、8K@60Hzおよび4K@120Hzに対応。
48Gbpsの高速伝送が可能で、eARC、VRR、ALLMなど最新のHDMI機能をサポートしています。高品質な映像・音声を求めるユーザーに最適です。
【接続端子】HDMIのコネクタ形状の違いについて
HDMIと聞くと“テレビやパソコンに挿すあのケーブル”というイメージがありますが、実はHDMIにはいくつかのコネクタ形状が存在します。使用する機器に応じて、適切な形状を選ばないと「端子が合わなくて接続できない…」というトラブルも。
ここでは、主に使われている3種類のHDMIコネクタについてわかりやすく解説します。購入前にはこちらも必ずチェックしてください。
HDMIタイプA(スタンダード)
- サイズ:13.9mm × 4.45mm
- 用途:テレビ、ゲーム機、PC、モニターなど
- 特徴:最も一般的なHDMI端子。いわゆる「普通のHDMI」と言えばこの形状。
家庭用テレビやブルーレイプレイヤー、PS5などのゲーム機、PCモニターなど、幅広いデバイスで使われているスタンダードタイプです。
多くのHDMIケーブルはこの形状に対応しています。
HDMIタイプC(ミニHDMI)
- サイズ:10.42mm × 2.42mm
- 用途:デジタル一眼レフカメラ、ノートPC、タブレットなど
- 特徴:コンパクトで携帯機器に適した小型端子。
主にモバイル性を重視した機器で採用されており、外出先での映像出力やプレゼン用などで活躍します。
スタンダード(タイプA)との変換ケーブルも販売されています。
HDMIタイプD(マイクロHDMI)
- サイズ:6.4mm × 2.8mm
- 用途:アクションカメラ、タブレット、スマホなど
- 特徴:さらに小型で、薄型・軽量デバイスに採用。
GoProなどのアクションカメラや一部のタブレット端末に搭載されています。
非常に小さいため、強度や抜き差しの際の取り扱いには注意が必要です。

端子の形状が異なる場合、当然ながら同じHDMIケーブルでは接続できません。
たとえば、ミニHDMI端子のカメラとテレビ(タイプA)をつなぐ場合は、「ミニHDMI to HDMI」のような変換ケーブルが必要になります。
【口コミ体験】100均のHDMIケーブルってどうなの?
繋ぐだけならコスパは良さそう!
今は100均でもHDMIケーブルが手に入る時代…
— さぼてんどりる8号 (@sabotendrill) April 6, 2025
実は100均でもHDMIケーブルが手に入ります。実際に口コミを見ると、ダイソーなどで購入したという声も多く上がっています。
シンプルに映像を映すだけであれば、100均HDMIケーブルでも十分という声も多数。コスパ重視のライトユーザーにとっては「とりあえず繋ぐ」用途で便利という評価もあります。
アダプタ類の取り扱いもある!
HDMIのL型アダプタ。100均で全部揃うんだ… pic.twitter.com/XlTpVYgRCE
— vj novu (@vj_novu) February 24, 2025
HDMIケーブルだけでなく、L字型アダプタなどの変換パーツも揃うのが100均の強み。配線の取り回しや省スペース化を求める場面で重宝されています。
ただし全ての100均で取り扱いがあるわけではないので、在庫には注意しましょう。できるだけ大型店をチェックするようにしましょう。
実は100円ではないので注意
概ねPCの環境整備は完了。
密林でHDMIコード買うと支払い方法が何かエラーになるんで、まどろっこしくて100均で急ごしらえした(いうて700円なんでネット通販の安物と大差ない)。
キーボードがちっちゃいんで、こっちも揃えなきゃだわ…。 pic.twitter.com/pxbKm7lOpd— 凍土 (@flapping_toad) May 25, 2025
「100均」とは言いつつも、HDMIケーブルは330円〜770円程度と“100円ではない”ケースが大半。
ネット通販の安価な製品と価格差があまりない点には注意が必要です。
画質や音質が悪いという声もあり
100均のHDMIケーブルHDMI2.0だし普通に安いやん!とか思ってたら、HDMI1.4とほぼ同じ性能でも2.0を名乗れるらしく、100均がそれでブチ切れ案件。ノーパソとテレビを100均HDMIで繋いだ時に画質悪いのお前のせいか pic.twitter.com/MwBBUc1mdH
— イッパツメンテイオー (@initialD_kids) November 26, 2022
100均で購入したHDMIは
やはりお値段並みの機能であったw画質▲
音質▲
接続▲年季のはいったスーファミ並みに接続不良w 良いところでぷっつんなるww
— しゃゆーん@攻めのバックオフィス│常にベストエフォート (@xiayu_AtoZ) August 12, 2020
スペック表記が実際と異なることもあり、「2.0対応」とあっても実力は1.4並みだったという声も。
画質・音質・接続の安定性に難があり、大事なシーンでは不安との意見も見られます。
ここに注意!HDMIケーブル選びでよくある失敗
HDMIケーブルは「どれでも同じ」に見えて、実は失敗しやすい落とし穴がいくつもあります。ここでは、購入後によくある“後悔パターン”とその対策を紹介します。
長さが足りず買い直し… → ケーブル長は“余裕を持って”
ケーブル購入後に「あと10cm足りない!」と気づくケースは意外と多いです。
テレビ裏やデスク下など、取り回しが必要な場合は、必要な長さ+50〜100cmの余裕を見ておくのが安全です。
狭い空間ではL字アダプタも活用すると配線がすっきり収まります。
PS5で4K120Hzが出ない… → バージョンが2.1でないとNG
「4Kで120fps出るって聞いたのに…」という声の多くは、ケーブルのバージョン不足が原因。PS5やXbox Series Xの性能をフルに活かすには、HDMI 2.1対応のウルトラハイスピードケーブルが必須です。
見た目ではわからないため、パッケージや商品説明のスペック表記を必ず確認しましょう。
安物で映像がチラつく… → シールド性能が弱いケースあり
格安HDMIケーブルの中には、外部ノイズを防ぐシールド性能が不十分なものも。
これが原因で「画面がチラつく」「接続が途切れる」といったトラブルが起こることがあります。
安さだけで選ばず、3重シールド構造/金メッキ端子/ノイズ対策済みなどの記載がある商品を選ぶと安心です。
micro HDMI/mini HDMIを間違える人、多発!
ノートPC・カメラ・タブレットなどでは、フルサイズ以外のHDMI端子(mini/micro)が使われていることが多いです。
間違えやすいポイント:
- mini HDMI(タイプC):一眼レフカメラや小型PCに多い
- micro HDMI(タイプD):タブレットや超小型デバイス向け
必ず自分の機器の端子形状を確認して、対応コネクタのケーブルまたは変換アダプタを用意しましょう。
Q&A|HDMIケーブルのよくある疑問
Q:高いHDMIケーブルと安いもの、何が違うの?
A:主な違いは「素材・耐久性・信頼性」です。
映像や音声の品質に大きな差は出にくいですが、安価なケーブルは以下の点で差が出ることがあります:
- シールド(ノイズ対策)性能が低く、映像がチラつく可能性あり
- 接触不良を起こしやすい端子構造
- 耐久性が低く、断線や破損のリスクが高い
毎日使う・頻繁に抜き差しするような用途なら、信頼できるメーカーの中価格帯以上のものが安心です。
Q:バージョン違いでも接続できる?
A:基本的には“下位互換あり”で接続可能です。
たとえば、HDMI 2.1ケーブルをHDMI 1.4の端子に接続しても物理的には使えます。
ただし、古い機器に合わせて性能が制限されるため、8Kや4K 120Hzなどの最新機能は使えません。
機器・ケーブル・ディスプレイのすべてが対応バージョンで揃っていないと、本来の性能は発揮されない点に注意が必要です。
Q:2.1じゃないとPS5はダメ?
A:「4K120Hzを出したいなら2.1は必須」ですが、それ以外ならOKです。
HDMI 2.0でも、4K60HzやフルHD120Hzには対応しています。普段のゲームプレイで4K高フレームレートが不要なら、プレミアムハイスピードケーブル(HDMI 2.0)でも問題ありません。
ただし、将来的に映像の美しさや滑らかさを追求したいなら、最初からウルトラハイスピード(2.1)対応ケーブルを選ぶ方が後悔は少ないでしょう。
Q:HDMI→USB-C変換アダプターってあり?
A:ありますが、「映像出力対応」のUSB-Cかどうか要確認です。
すべてのUSB-C端子が映像出力に対応しているわけではありません。映像出力対応の端子には「DisplayPort Alternate Mode(DP Alt Mode)」という機能が必要です。
また、変換アダプターは相性問題が起こりやすく、安価なものは映らない・音が出ないといったトラブルも発生しやすいため、できるだけレビュー評価の高い製品や、メーカー公式が動作保証しているものを選びましょう。

まとめ|HDMIケーブル選びで“快適さ”が変わる!
たかがケーブル、されどケーブル。
HDMIケーブル1本の選び方で、映像の美しさ・音質のクリアさ・作業効率のスムーズさに大きな違いが生まれます。
「とりあえずつながればいい」ではなく、「何に、どんな用途でつなぐか」を考えることが、後悔しない選び方の第一歩。
そして大切なのは、バージョン・長さ・価格のバランス。
「安さだけで選んだら映像が出ない」「長さが足りずにやり直し」…そんな失敗を防ぐためにも、自分の使用シーンに合ったケーブルを慎重に選ぶことが快適なデジタルライフへの近道です。
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