デスクワーク中の「目の疲れ」「集中力の低下」に悩んでいる方へ──
その不調、照明環境の見直しで解決できるかもしれません。
特に在宅ワークや勉強で長時間パソコンに向かう方にとって、「光の質」は作業効率と健康に直結する重要なポイントです。
本記事では、目が疲れにくいデスクライトの選び方をはじめ、おすすめ製品10選をタイプ別にご紹介。
「どのデスクライトを選べばいいか分からない」という初心者にも分かりやすく、機能・光の色・設置方法まで網羅しています。
在宅ワーク・勉強で目が疲れる…その原因は?
「1日終わるころには目がしょぼしょぼ…」「パソコンに向かうのがつらい」──そんな目の疲れ、実は“照明環境”が原因かもしれません。
特に在宅ワークや自宅学習の場では、部屋の明かりだけで作業を続けている人も多いはず。
しかし、それでは光量が不足していたり、明るさにムラがあったりと、目に負担がかかる環境になっていることも。
目が疲れる主な原因
- 環境光の不足:作業面が暗く、眼球が常にピントを合わせようと緊張状態に。
- 逆光・光のムラ:ディスプレイと周囲の明るさに差があり、瞳孔が頻繁に変化して疲れやすくなる。
- ブルーライト過多:モニターからの光が直接目に入ると、眼精疲労や睡眠障害のリスクにも。
このような状態が続くと、肩こりや集中力の低下にもつながります。
特にPCを長時間使う方は要注意。
PCの画面が明るいと、よく見えているから大丈夫と錯覚してしまいますが、むしろ周囲が暗く画面との差があることで、余計目が疲れやすくなります。
また部屋が明るいと感じる場合でも、通常の照明だけでは手元が暗くなることがあるので気をつけなければなりません。
デスクライトで改善できること
そこで取り入れたいのが、「デスクライト」。デスクの上をピンポイントで照らせるライトがあれば、以下のような効果が期待できます。
- 手元をしっかり照らすことでピント調整の負担を軽減
- まぶしすぎず、ちらつかない“目にやさしい光”を選べば眼精疲労を防止
- 調色・調光機能付きなら時間帯や作業内容に応じて明かりを調整可能

しかし、調光式のデスクライトを導入してからは「目の奥が重い…」という感覚が激減。長時間作業しても目の疲れ方が全然違うと実感しています。
目が疲れにくい光の選び方|デスクライト選びの基本
デスクライトはただ“明るければいい”わけではありません。長時間の作業でも疲れにくい快適な環境を作るには、「光の質」にこだわる必要があります。
ここでは、目に優しいデスクライトを選ぶために押さえておきたい基本ポイントを紹介します。
昼白色(色温度5,000K前後)を選ぼう
色温度とは、光の“色味”を表す数値で、数値が低いと暖色(オレンジ系)、高いと寒色(青白系)になります。
色温度 |
特徴 |
---|---|
電球色(2,700〜3,000K) |
暖かみがあるが、文字がやや見えにくい |
昼白色(5,000K前後) |
自然光に近い色味で、目が最もリラックスしやすい |
昼光色(6,000K以上) |
青みが強く、目が冴える反面、長時間作業には不向き |
在宅ワークや読書には、昼白色のLEDライトが最もバランスが良く、目が疲れにくいとされています。
明るさは500ルクス以上が理想
作業用の明るさとして推奨されるのは、500〜1,000ルクス。手元の文字や資料がはっきりと読み取れる明るさでありながら、光が強すぎてまぶしい…ということもありません。
明るさ調整ができるモデルなら、時間帯や作業内容に応じて最適な明るさに変えられるので、より目に優しくなります。
演色性の高さはRa80以上がおすすめ
演色性(CRI/Ra)は、「光の下でどれだけ自然に色が見えるか」を示す指標です。数値は最大100で、一般的にRa80以上あれば「色の再現性が高い=目に優しい」とされています。
反対に演色性が低いと、資料や肌の色、紙の白さが不自然に見えることがあり、目が違和感を覚えて疲れやすくなります。
特に在宅ワークや長時間の読書・勉強には、Ra80以上、できればRa90以上の高演色LEDを選ぶのがおすすめです。
目に優しい機能があるかをチェック
以下のような機能があると、目の負担軽減に大きく貢献します。
機能 |
内容・効果 |
---|---|
フリッカーフリー |
光のちらつきを抑え、長時間でも疲れにくい |
ブルーライトカット |
目の奥まで届く有害光線を軽減し、眼精疲労や睡眠障害のリスクを下げる |
グレア(まぶしさ)軽減設計 |
光が直接目に入らないように配光を工夫している |
これらの機能があるかどうかは、スペック表や商品説明の「アイケア機能」などでチェックできます。
照射範囲とアームの可動性も重要
光が手元だけに集中していると、視線を移すたびに暗い場所と明るい場所を行き来し、瞳孔が頻繁に開閉してしまいます。
そのため、照射範囲が広く、かつアームの角度を自在に調整できるライトを選ぶと、机全体が均一に照らされて目のストレスが軽減されます。
照射範囲については、LEDスタンドJIS規格をチェックすることでわかります。「JIS:AA形」なら、照射範囲が広く、資料の隅まで目を通しやすくなります。
デスクライトの設置方法|机のサイズ・使い方に合った選び方
デスクライトを選ぶ際、光の種類や機能だけでなく、「どこにどう設置するか」も非常に重要です。
机のサイズやレイアウト、作業スタイルに合った設置方法を意識することで、より快適な作業空間を実現できます。
机のサイズとライトのタイプを合わせる
- 幅120cm以上の広めデスク:アーム式やクランプ式が◎
→広い作業範囲を照らす必要があるため、位置を自由に調整できるタイプがおすすめ。デュアルモニター使用者にもぴったりです。 - 幅90cm以下のコンパクトデスク:スタンド式や省スペース型を
→土台が小さいスタンド式や、モニター上に取り付ける「バーライト」など、場所を取らないモデルが重宝します。
作業内容に応じた設置位置
パソコン中心の作業なら、モニターの背後・横から照らすように設置するのがおすすめです。画面に光が映り込まない角度を確保すると◎。
一方で読書・書類作業が多い人は、手元をしっかり照らす位置に設置しましょう。利き手と反対側から照らすことで、手の影ができにくくなります。
明るさの“ムラ”に注意
照明の位置によって明るさにムラがあると、目が無意識に調整しようとして疲れやすくなります。
光が均一に広がる「拡散型LED」や、光の向きを細かく変えられるタイプを選ぶのがベターです。
【タイプ別】目が疲れにくいおすすめデスクライト10選
在宅ワークや勉強、読書など、目的によって選びたいデスクライトのタイプも変わってきます。
ここでは、「目の疲れにくさ」を軸に、以下のタイプに分けておすすめの製品を紹介していきます。
クランプ式デスクライト
デスクのスペースを有効活用できるクランプ式は、作業エリアを広く保ちたい方におすすめです。 
山田照明 Z-LIGHT Z-10R
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山田照明 Zライト LEDデスクライト ホワイト Z-10R W Ra94 昼白色 デスクライト学習机 おしゃれ 目に優しい LED 高演色 写真 白熱150W相当 価格:10980円 |
特徴:高演色Ra94、JIS AA形相当の明るさ、無段階調光機能付き。
- レビュー:「目に優しく、長時間の作業でも疲れにくい」と高評価。  
スワン電器 EXARM LEX-970
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SWAN LEDデスクライト レディック エグザーム ホワイト LEX-970WHスワン電器 LEDIC EXARM 【送料無料(一部地域除く)】 価格:10164円 |
特徴:自然光に近い光、3段階調光、カラーバリエーション豊富。
- レビュー:「デザイン性と機能性を兼ね備えている」と好評。 
GKA クランプ式デスクライト
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価格:7280円 |
特徴:無段階調光、簡単取り付け、しっかり固定。
- レビュー:「明るさ調整がしやすく、目が疲れにくい」との声。 
スタンド式デスクライト
移動や設置が簡単なスタンド式は、柔軟な配置が可能で、様々なシーンに対応します。
Panasonic SQ-LD560
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【東証上場の安心企業】【新品・在庫あり★】SQ-LD560-K ●パナソニック LEDデスクスタンド [ダークグレーメタリック仕上] デスクライト【送料無料!(沖縄、離島除く)】 価格:16000円 |
特徴:昼白色と昼光色の切替機能、USB端子付き、文字くっきり光。
- レビュー:「文字が見やすく、作業効率が上がった」との評価。 
アイリスオーヤマ PDL-101-W
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価格:2480円 |
特徴:コンパクト設計、3段階調光、目に優しい光。
- レビュー:「コスパが良く、子供の学習用に最適」と人気。 
Lepro LEDデスクライト
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価格:2699円 |
特徴:JIS AA形相当、無段階調光、USBポート付き。
- レビュー:「明るさが十分で、目が疲れにくい」と高評価。
その他の注目デスクライト
独自の機能やデザインで注目されているデスクライトをご紹介します。
ジェントス DK-R169WH
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GENTOS(ジェントス) LEDデスクライト 目にやさしい 卓上 スタンドライト 440ルーメン ホワイト DK-R169WH 価格:4699円 |
特徴:ブルーライト軽減、フレキシブルアーム、タッチセンサー。
- レビュー:「目に優しく、操作が簡単」と好評。
EXARM OLED デスクライト
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価格:38500円 |
特徴:有機ELパネル採用、均一な光で目に優しい、クランプ式。
- レビュー:「長時間の使用でも目が疲れにくい」との声。
デスクライト illuminous
![]() |
価格:14799円 |
特徴:高演色性、自然光に近い光、無段階調光。
- レビュー:「色の再現性が高く、作業がしやすい」と評価。  
アイリスオーヤマ LDL-701CL
![]() |
価格:6080円 |
特徴:AA形準拠、無段階調光、シンプルデザイン。
- レビュー:「明るさが十分で、目が疲れにくい」との声。
デスクライトの設置で失敗しやすいポイントと対策
理想的なデスクライトを買っても、「設置の仕方」で失敗してしまうと本来の性能を発揮できません。
ここでは、ありがちな失敗とその対策をまとめておきましょう。
モニターに反射してまぶしい
ありがちミス:ライトの角度が悪く、モニター画面に光が映り込んでしまい、目が疲れる原因に。
- ライトの光がディスプレイ表面に直接当たらない角度を探す
- 斜め後方から手元を照らす位置に調整する
- モニター上設置タイプなら「グレアカット機能付き」を選ぶと◎
ちょっとした変化で改善できる場合があるので、自分にとって“快適な位置”を探しましょう。
なお設置する際は、実際にチェアーに座ってから試すのがおすすめです。
利き手側に設置して影ができる
ありがちミス:右利きの人がライトを右側に置いてしまい、書くときに手の影ができてしまう。
- 利き手と反対側に設置するのが基本(右利き→左側/左利き→右側)
- 角度調整機能があるアーム式を活用して、光の当たる範囲を柔軟に調整する
特に書き物や手元での作業が多い方は注意です。
デスクのスペースが狭くて設置できない
ありがちミス:スタンド式ライトの土台が大きすぎて邪魔になる。
- クランプ式やモニターライトを選べばデスク上の面積を確保しやすい
- 「フレキシブルアームタイプ」なら使わないときはたたんで省スペースにも
こちらはできれば購入前にチェックしておきたいポイント。特に小さめのデスクを使っている方は注意が必要です。
光が強すぎて目が痛くなる
ありがちミス:明るさが調節できず、常に強い光が目に当たってしまう。
- 調光機能付きのモデルを選び、時間帯や作業内容に応じて明るさを変更する
- 目に優しい「昼白色~電球色の切替可能」なモデルが理想的
- 光が直接目に入らないよう、照射角度もこまめに見直す
時間帯によって光の感じ方が変わることもあります。
配線がごちゃついてデスク周りが散らかる
ありがちミス:電源コードが長すぎたり、他のガジェットと絡んでしまって見た目が雑然に。
- USB給電タイプやコードレスモデルも検討する
- ケーブルホルダーやクリップでまとめる
- デスク下に電源タップを固定して見える範囲のコードを最小限にする
ケーブルオーガナイザーなどを用意すれば、後からでもスッキリまとめられます!
このように、デスクライトは「設置の仕方ひとつ」で快適さが大きく変わります。
せっかくのアイテムを最大限活かすためにも、上記のポイントを参考にしながら自分の環境にぴったりの設置方法を見つけてみてくださいね。
Q&A|デスクライトに関するよくある質問
Q. LEDライトは目に悪くないの?
A. 現在主流のLEDライトは、光量や色温度を調整できるモデルが多く、正しく使えばむしろ目に優しい照明です。
ポイントは“直視しないこと”と、“青白すぎる光”を避けること。昼白色〜電球色の中間(約4000〜5000K)あたりが最も自然で疲れにくいとされています。
Q. スタンド型とクランプ型、どちらがおすすめ?
A. デスクのスペースに余裕があるならスタンド型、作業面を広く使いたいならクランプ型がおすすめです。
クランプ型は机の端に固定するタイプで、省スペース&見た目もすっきり。設置の自由度が高く、モニター横に配置する際にも便利です。
Q. 学習机と仕事用、兼用でも大丈夫?
A. 色温度や明るさを調整できるタイプなら兼用でも問題ありません。
勉強中は白色寄りの光、夜のリラックスタイムには電球色に切り替えるなど、使い分けられるモデルを選ぶと一台でマルチに活躍します。
まとめ|目の疲れを減らすには“光の質”がカギ!
長時間パソコン作業をする在宅ワーカーにとって、目に優しいデスクライトはまさに“見えない必需品”。明るすぎる光、暗すぎる作業面、ブルーライトの影響など、ちょっとした照明の工夫で目の負担をグッと軽減できます。
この記事では、目に優しい光の選び方、設置方法、タイプ別のおすすめデスクライトを詳しく紹介しました。
LEDの色温度や光量、設置スタイルなどをしっかり見極め、自分に合った1台を選ぶことが重要です。
わたしも以前は「とりあえずのライト」を使っていましたが、調色・調光ができるモデルに変えたことで、夕方になっても目の疲れがかなり減ったと実感しています。ちょっとした投資で、仕事の快適度が一気に上がりますよ。
ぜひ、この記事を参考に“目に優しいデスク環境”を整えて、快適なワークライフを実現してください!
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